前回鈴木宗男元議員について実証いたしましたが、今回も引き続き本命星北方位廻座・中宮位廻座についてです。
自分の本命星が中宮位に廻座する時や北方位(厄年)に廻座する時は新規な事柄・結婚・移転・開店・新築等は避ける年となります。
辻本清美議員 昭和35年4月28日生まれ(本命四緑木星子年・月命六白金星辰月生まれ)の初当選が平成8年(四緑木星子年)です。本命星の中宮位廻座で初当選しました。平成14年の7年目で辞職です。その後平成17年(四緑木星酉年)に再選しましたが、今年の八白土星寅年(本命星の四緑木星は北方位廻座の厄年)で、国交省の副大臣としてやる気で燃えていましたが民主党との連立離脱により本人も社民党を離党する。
土井たか子元議員 昭和3年11月30日生まれ(本命九紫火星辰年・月命五黄土星亥月生まれ)は初当選が昭和44年(四緑木星酉年)です。本人の本命星である九紫火星は北方位(厄年)での初当選でした。
土井たか子元議員と辻本清美議員の出会いは土井党首(当時)が北方位に本命星が廻座している平成8年(四緑木星子年)でした。そしてこの年の行動が平成14年に頓挫する事になります。
平成14年(七赤金星午年)は土井元党首の本命星が西方位に廻座し暗剣殺(他動要因)を持ち衰運期2年目にあたりました。10年前には村山富市議員に委員長を渡した年に、細川連立内閣そして日本内閣史上初めての女性首相の可能性を逸しました。
鈴木元議員の追求の急先峰の辻本議員を失った背景には、初当選が北方位本命星廻座(厄年)の要因が後々まで尾を引いている事が気学上判断出来ます。
田中眞紀子議員 昭和19年1月14日生まれ(本命三碧木星未年・月命三碧木星丑月生まれ)は初当選が平成5年(七赤金星酉年)です。田中議員も北方位に本命星廻座時(厄年)の年の初当選です。一回は辞職しました。その後平成15年自民党を離党、平成21年に民主党に入党しました。
田中眞紀子議員は父親の角栄元首相の「惜福」を得ている状態であり、惜福とは父親が使うべき財福(目には見えない功徳による量)が残されてあった事が大衆人気として生じている訳です。田中議員の真価はこれから吉凶が問われる問題で親の惜福で10年得てきた人気が、今後自身の運気の器量の生じる10年は、今までの要因とは大きく異なることになります。
鈴木元議員・辻本議員は中宮位で土井元議員・田中議員は北方位(厄年)でスタートした事が気学上においてやがて不成就・不利益・不条理を招く年に行動した軌道が歳月の流れの節目に生じた事柄です。
気学では「時期」においても「方位」においても「初めての状況・動き」というものを重視します。着手・実施・始動等々を基準とします。
田中角栄氏(大正7年4月生れの本命一白水星午年・月命六白金星辰月の生れ)が首相となった昭和47年(年盤一白水星子年)7月(三碧木星未月)7日であります。その後あの「ロッキード事件」で昭和49年に辞職します。本命星が中宮位廻座の時は現状維持の時であって多少力があっても衰運に備える時ということになります。
過去昭和29年(一白水星午年)の時に首相になった鳩山一郎元首相(明治16年1月1日生れ本命一白水星午年・月命七赤金星子月・鳩山由紀夫元首相の祖父)も足掛け3年で次の石橋首相に変わっています
本命星が中宮位廻座の時というのは物事の花開く時であり満開に咲く花のような時期なのであります。過去何十年の努力の表出する時であり吉にしても凶にしてもすべて過去の状態の顕現する時なのです。それだけにこういう時期は大変難しい状態なのです。
ですからその後の首相で福田元首相(明治38年1月生れ本命六白金星辰年・月命三墾木星丑月)も中宮位廻座で首相になった為に有利な状態でありながら足掛け3年で大平首相に変わることになってしまう事になりました。
また 検察審が再議決し強制起訴となった小沢一郎氏(1942年5月24日生まれ・本命四緑木星午年)も初当選は昭和44年の四緑木星酉年)の本命星が中宮位廻座です。他には現官房長官の仙谷由人氏(1946年1月15日生まれ・本命一白水星酉年)の初当選は平成2年(一白水星午年・中宮位廻座)です。現財務大臣の野田佳彦氏(1957年5月20日生まれ・本命七赤金星酉年生まれ)も初当選は平成5年(七赤金星酉年・中宮位廻座)です。
周期律というのは方位学周期と時期的周期の交差した時により強い現象が起こるのであります。それに家相学による潜在的要因が加味すると考えることが出来ます。